世界シェアは IE 49.9% Firefox 31.5% Chrome 11.5%
米国にあるWeb分析会社 StatCounter(スタッツカウンター)の調査部門が10月5日、Webブラウザの世界市場シェアを発表した。
それによると、米国マイクロソフト社のインターネット・エクスプローラ(IE)の世界市場シェアは9月に49.9%まで低下。スタッツカウンターの指標では初めて50%を下回ったという。2年前 IEのシェアは世界市場で67%であったから大幅な低下といえる。
今回の調査で第2位となったのは「Firefox(ファイアーフォックス)」(31.5%)。第3位は「Google Chrome(グーグル・クローム)」(11.5%)。クロームは1年前の3.7%から大幅な上昇となった。
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欧米でのIEのシェア占有率は40.3%
欧州市場での IE のシェアは、世界市場よりもはるかに低く40.3%。2009年9月の46.4%から約6%下げた。欧州では、パソコンのユーザーがシステムを最初に起動したときブラウザを任意に選択できるように、欧州委員会が昨年マイクロソフト社に義務づけた。これがIEのシェア占有率の大幅低下の要因となった。
一方、北米地域での IE の市場シェアは52.3%。次いでファイアーフォックス(27.2%)、クローム(9.9%)。マイクロソフト社は低下し続けるシェア占有率を回復させるべく、この9月には「IE 9」のベータ版を公開している。
StatCounter(スタッツカウンター)
http://gs.statcounter.com/press/microsoft-internet-explorer-browser-falls-below-50-perc-of-worldwide-market-for-first-time