S&Pがケース・シラー住宅価格指数を発表
日本の景気は、アメリカの動向に影響されているのは、よく知られています。そして、景気の動向を見極めるためには、アメリカの住宅市場の動向も注目されてます。
2010年5月25日(アメリカ・ニューヨーク時間)、S&Pは、1-3月期のケース・シラー住宅価格指数(アメリカのニューヨークやシカゴ、サンフランシスコなど主要な都市圏の住宅価格の傾向を示す指数)を発表しました。
2010年1-3月期のケース・シラー住宅価格指数は、2009年1-3月期に比べ、2.0%上昇しましたが、2009年10-12月期に比べ3.2%下落しました。
また、同時にS&Pが発表した、3月のケース・シラー住宅価格指数は、2月に比べ0.5%下落していました。
アメリカでもデフレ傾向か
注目すべきは、S&Pのプレスリリースにて、S&Pの指数算定委員会のデービッド委員長が、(アメリカの)住宅の市場は改善されているが、住宅の価格が下がっている傾向にあると指摘したという点です。
つまり、需要回復にも関わらず価格が上昇しないということは、デフレが定着することを意味しています。今後も、アメリカでデフレ傾向が続くのかが注目されます。
S&P
http://www.standardandpoors.com/home/en/usS&Pプレスリリース
http://www.standardandpoors.com/indices/sp-case-shiller-home-price-indices/en/us/?indexId=spusa-cashpidff--p-us----ファイサーブ社(S&Pケースシラー住宅指数を算定)
http://www.fiserv.com/