心斎橋パルコが営業終了 ビルの立て替え工事へ
株式会社パルコ(以下 パルコ)が10月1日、大阪心斎橋パルコ本館ビルの建替えを行い、新たな商業施設に業態転換させると発表した。中期経営計画(2010‐2012年度)の事業戦略の中の1つとして取り組む。
パルコは2011年9月、心斎橋パルコ本館とDUE館の営業を終了し、10月に建物解体工事・建替工事を開始。新規ビルの開業は2013年6月の予定。地下1階と地上5階建て、延床面積は約4800㎡、投資額は約15億円。
パルコ本館ビルは1971年に竣工。1991年からは心斎橋パルコ本館として営業をしてきた。竣工から38年が経過、老朽化が進み、加えて今年9月に賃貸借契約期間が満了することから、ビルオーナー側が建替えを望んだ。新規ビルについてはオーナー側とパルコとの間で、すでに賃貸借予約契約を締結している。
都心での商業施設への業態転換
新規ビルは、立地が大阪の中心部であるという利点を活かし、都心部の商業施設として都市部における新たな事業モデルでの運営を目指す。従来型のパルコ業態への拘泥はないという。心斎橋の店舗はパルコ以外の名称も検討。都市部での小型商業施設への対応も同時に図る。
パルコ
http://www.parco.co.jp/group/pdf/file_100825b.pdf