企業のIT投資はリーマンショック以前に戻る見込みなし
神奈川新聞社のWebサイト「カナロコ」によると、神奈川県内のIT企業が相次いでアジア進出に乗り出しているという。理由は日本の国内企業が、自社業務の効率化や最善化のためにかかるIT費用を抑えているからだ。企業のITにさく経費はリーマンショック以前の水準まで戻る見込みがないとして、中小のIT企業は経済成長の強い中国や台湾、東南アジアに活路を求めてるという。
海外に進出するITの中小企業
横浜市中区の富士ソフトは3月、台湾の事務所を支店に昇格させ、現地でのビジネスを本格化させている。座間市のシーイーシーは6月、韓国のIT企業と販売代理店契約を結び、海外販売に初めて乗り出した。横浜市神奈川区のシンポー情報システムは6年前に中国に子会社を設立。本年度は中国吉林省の拠点での営業利益を積極的に増やす計画があるという。
320社のIT企業からなる神奈川県情報サービス産業協会は、10月21日の定例フォーラムで海外進出をテーマにした講演を取り入れる。同内容の講演は初めて。産業協会では、羽田空港の国際化も始まる中、海外に進出したい県内企業を本気で後押する狙いもあると述べた。
カナロコ
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1010160018/神奈川県情報サービス産業協会
http://www.kia.or.jp/