シンガポール・香港の食品卸売会社の株式を獲得
キッコーマン株式会社(以下 キッコーマン)が10月15日、グループ傘下のJFCシンガポール社が、シンガポールの食品卸売会社であるヤマカワトレーディング社と香港の食品卸売会社であるヤマカワ香港社の発行済株式の100%を取得することを決めたと発表した。
ヤマカワトレーディング社はシンガポールでのキッコーマンしょうゆの正規販売代理店。食品、酒類、ヘルスケアなどの卸売業を営んでいる。同社はシンガポールに菓子類小売店のヤマカワスーパー社、マレーシアに食品卸売会社のヤマカワマレーシア社という2つの完全子会社もある。キッコーマンはヤマカワトレーディング社を子会社化することで、シンガポール現地での卸売事業を一気に拡大できる。
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ASEANで食品卸売事業を本格展開
キッコーマングループは、グループ企業である東洋食品株式会社の卸売事業を「しょうゆ世界戦略」に次ぐ第二の柱として育成を図っている。北米・中米の23拠点のほか欧州にも拠点を展開、世界各国に計35拠点を有している。今回の株式取得でシンガポールを中心にASEAN諸国へも本格的な展開が可能となる。
ヤマカワトレーディング社とヤマカワ香港社はシンガポールのタイ・スーン社の子会社。タイ・スーン社の株主総会の承認後、2010年12月に株式を取得の予定。新体制での事業開始は2011年1月からとなる。
キッコーマン
http://www.kikkoman.co.jp/corporate/news/10050.html