パナソニック電工(株)と三洋電機(株)は、太陽電池とリチウムイオン電池、LED照明を一体化させ、デザイン性に優れた「リチウムイオンソーラー街路灯 EVERLED(エバーレッズ)」を共同開発、来年1月予定で発売すると発表した。
同製品は、三洋製の世界最高水準の変換効率を誇る単結晶系ハイブリッド型太陽電池モジュールと、同じ三洋製リチウムイオン電池を一体化した薄型「太陽電池一体型蓄電ユニット」を搭載するもので、太陽光エネルギーから高効率で発電および蓄電し、夜間には高効率なLED照明で終夜(約15時間)明るく照らせるという。
環境負荷低減、長寿命設計、省メンテナンス等に配慮
従来の鉛蓄電池と比べると、省スペースで洗練されたデザインを有し、かつ鉛レスとなる。太陽電池・リチウムイオン電池・LED全てが長寿命設計、かつ省メンテナンスとなっているため、災害などによる停電時にも照明として機能するだけでなく、環境負荷低減に大きく寄与するものといえる。
両社では、公園や街路、集合住宅周辺や公共施設周りなどの外構、学校などにお勧めで、万一の災害時にもしっかり地域を見守るとしている。価格は太陽光パネル1枚のタイプで200万円前後とのこと。
なお両社は、23年4月にパナソニックの完全子会社となる予定で、パナ電工の「LED照明器具」と「電源ユニット」、三洋の「太陽電池」と「リチウムイオン電池」の双方の強みを合わせ、さらに業界をリードするソーラー街路灯の開発、品揃えの強化を進めるとしている。
発表内容
http://panasonic-denko.co.jp/corp/news/1010/1010-5.pdfパナソニック電工(株)
http://panasonic-denko.co.jp/三洋電機(株)
http://jp.sanyo.com/