9月米小売は予想以上
米TIMEの伝えるところでは、9月米小売各社の売上が思いのほか順調だったことが報告されており、新学期シーズンの消費需要増に押し上げられた形である、としている。
トムソン・ロイターの分析によると、米小売業者28社の9月既存店売上収益は、事前の2.1%増という予想を上回り、2.8%の増加となった。依然として不透明な経済情勢と高い失業率の改善に取り組む米国で、年末商戦に楽観的な希望を与えている、としている。
予想に達しなかった企業も
調査会社リテール・メトリックスのケン・パーキンズ氏は、米株式市場の改善も消費者の購買意欲を刺激する要因となったのではないか、と指摘している。米主要株価指数のひとつである「S&P500」は、先月9%の上昇をみせている。
百貨店のMacy's、ボディケア製品専門のBath & Body Works、カジュアル衣料のアバクロンビー&フィッチなど予想を上回る収益の大手小売業者が挙げられる一方、大手アパレル・チェーンのGapと総合ディスカウント・チェーンのTargetは予想を下回る結果となった。予想に達しなかった各社では、年末商戦に先立って大幅な値下げが見込まれるのでは、としている。
TIME
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