ミニキャブバンにi-MiEVのモーターを搭載
ヤマト運輸株式会社(以下 ヤマト運輸)と三菱自動車工業株式会社(以下 三菱自動車)が10月14日、ミニバンタイプの軽商用電気自動車(以下 商用EV)を利用した集配実証走行試験を共同で行うことを発表した。
商用EVは三菱自動車の軽商用ガソリンバン「ミニキャブバン」をベースに開発したもの。同企業が製造・販売をしている『i-MiEV』に搭載している駆動用のバッテリーやモーターなどを組み込んでいる。
実証走行試験では、ヤマト運輸の実際の集配業務に商用EVを使用し、得られた走行データの収集・分析を行う。
同日に行われた記者会見では、三菱自動車の益子修社長は2011年末までの実用化を目指していることを明らかにした。1充電あたりの走行距離が100km、価格は200万円以下、年間1万台の販売目標が述べられた。
ヤマト運輸は、2000台のEV車の導入を検討
ヤマト運輸は「車両台数の抑制」「低公害な集配車両の導入」「エコドライブの推進」「走行距離の短縮」「モーダルシフトの推進」を掲げ、宅配便事業が与える環境負荷の削減に努めている。
同社は現在約45,000台の車両を有しているが、2010年3月末現在では、低公害車数11,538台、内ハイブリッド車数4,659台となっている。EV車については今後は2,000台を目安に導入を考えたい意向だ。
三菱自動車プレスリリース
http://www.mitsubishi-motors.com/publish/pressrelease_jp/corporate/2010/news/detailaa14.html