東芝は、中国電力(株)から発電出力約3MWのソーラー発電プラント「福山太陽光発電所」の建設を一括受注したと、13日に発表した。
電気事業用のメガソーラー発電プラントの受注は、先月の東北電力「八戸太陽光発電所」受注に続き5件目となる。
(福山太陽光発電所イメージ=東芝)
福山太陽光発電所は、広島県福山市箕沖(みのおき)に設置する中国電力初の電気事業用メガソーラーで、2011年度の運転開始が予定されており、年間の推定発電電力量は約334万kWh(一般家庭約900世帯分の年間使用電力量に相当)という。
直交変換効率がクラス世界最高のパワーコンディショナ
同社は今回、基本設計を含むエンジニアリング全般、主要機器の納入、プラントの建設を含めたプロジェクト全体を一括受注しており、同プラントには、同社グループで開発した直交変換効率98.1%(クラスで世界最高)を誇る500kWのパワーコンディショナと、長州産業(株)製の高効率多結晶太陽電池モジュールを採用する予定とのこと。
同社では、地球温暖化防止への世界的な環境意識の高まりの中、電力・産業用の太陽光発電システムの市場規模は2015年には2.2兆円になると予想、今回を機にワールドワイドでのメガソーラー発電プラント受注拡大を目指すとしている。
(株)東芝
http://www.toshiba.co.jp/index_j3.htm