積載台数が6台から8台に
岩手県と宮城県が共同で内閣府に対し、10月12日までに「いわて・みやぎ自動車輸送特区」の認定を申請した。
工場で生産した完成車を運搬するフルトレーラー連結車は、現行では上限19メートルとなっている。申請内容はこれを21メートルまで広げてもらうもので、認可されれば積載台数が6台程度から8台程度に増える。21メートルフルトレーラーを製造するのは静岡県浜松市の浜名ワークスだ。
トヨタグループの工場から港への輸送が便利に
現在、岩手県ではトヨタ自動車グループの関東自動車工業の岩手工場が稼働している。また宮城県では同グループのセントラル自動車の新本社工場が2011年1月から稼働することになっている。
自動車輸送特区として認定されれば、両工場で生産した自動車の岩手県釜石港や宮城県仙台港までの輸送が効率化され、経費の削減にもなるほか二酸化炭素排出量を減らす効果もある。
他に自動車輸送特区の申請をしているのは静岡県、愛知県、福岡県。これらの県にはトヨタ自動車グループの完成車製造工場がある。
岩手県
http://www.pref.iwate.jp/宮城県
http://www.pref.miyagi.jp/河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101013t71038.htm